電話でオファーを受諾した数日後に Fedex で契約書が届きました。ポジションや年俸、雇用条件などが A4(レターサイズですけど)一枚に書いてあるものが二部届くので、両方に署名して片方を送り返します。これは今までの勤務先とほとんど同じスタイルだったのでおなじみ。同時に弁護士事務所のサイトにアカウントが作られ、申請用の情報を記入して資料をアップロードするようにリクエストされました。
まずこの弁護士に伝える情報が、結構大変です。自分や家族のパスポート番号や生年月日などはいいんですが、過去の職歴の会社の住所とか大学の住所とかでまず悩みます。そして過去10年の渡米履歴を全部書いてくれというところで悶絶。しかもそれぞれ観光か商用かをかかないといけません。平均して毎年3〜4回は出張で行っているので、全部で数十個の項目になってしまいました。日付はパスポートのスタンプを頼りに埋めていきます。アメリカ入国スタンプには WT/WB という文字に丸をつけてあるところがあると思いますが、これは日本人などを対象とした短期滞在のビザ免除(Waiver)で、Tourist か Business か、という略だと思います。アメリカは出国スタンプがないので、日本の入国スタンプを探しながら滞在日数を記録していく・・・という作業に数時間かかりました。
さらに各種証明書が必要なのですが、また大変なのが大学と大学院の卒業証明書と成績証明書。これを英文でもらわないといけません。もちろん大学に連絡すれば発行してもらえるのですが、ウェブサイトには英文証明書は2週間かかります、などと書いてあります。ここで2週間もかけているわけにはいかないので、速達で発行願を出して、着いた頃に教務に電話して急ぎだと伝えます。するとどちらの大学も即日発行して投函してくれました。返信封筒も速達にしておいたので、中3日くらいで入手することができました。
続いて婚姻証明と出生証明。これは戸籍謄本を取ってきて、自分で翻訳します。機械的に翻訳すれば良いのでそんなに大変な作業ではありません。web にも翻訳例がいくつかありますので、参考にしましょう。日本の戸籍って本当に便利なシステムですよね。
一通り書類がそろったらあとは弁護士にまかせます。H1B ビザは、まず労働局に許可を申請して LCA というのを発行してもらいます。僕の場合は 10/19 に申請受理されて、10/25 に許可がもらえました。弁護士さんはこれを会社に送ってサインをもらいますのでここでまた数日かかります。次に移民局に H1B 申請をします。この時点で僕が提供した資料の他に会社からのサポートレター(なぜこの外国人を雇う必要があるかという説明)、別の機関に依頼して発行してもらった学歴の証明書の鑑定書のようなものが追加され、11/1 に申請が受理されます。H1B 申請では、1000ドル払うことで 15 日以内に結果がわかるプレミアムプロセッシングという仕組みがあり、今回は会社持ちでこの手続きが利用可能でした。使わない場合数ヶ月かかることもあるようです。その結果、11/15 に晴れて移民局の許可が下り、I-797 という書類が発行されました。これで半分くらい終わりです。
I-797 や LCA 他、書類一式が弁護士事務所から Fedex で日本に送られてくるので、これをもってアメリカ領事館で面接を行うことができます。
さらにつづく